スパンコール刺繍のやり方や注意点・必要な道具とは?詳しくご紹介

スパンコール刺繍のやり方や注意点・必要な道具とは?詳しくご紹介

スパンコール刺繍は派手な印象を与えつつ、立体的な仕上がりにしたい場合に最適です。しかし、ただ糸で縫うだけではなくスパンコールを使用するため、やり方がわからないという方も多いでしょう。事前に道具なども準備する必要があります。

そこで今回は、スパンコール刺繍のやり方や注意点・必要な道具についてご紹介いたします。スパンコール刺繍にチャレンジしたいという方はぜひ参考にしてみてください。

スパンコール刺繍をするための道具

スパンコール刺繍をやる前に、まずは必要となる道具を揃えることからはじめましょう。基本的に使用することになる道具としては以下が挙げられます。

刺繍針(フランス刺繍針)

刺繍をするためには針がなければ何も出来ません。刺繍で使用する刺繍針にはいくつかタイプがあり、スパンコール刺繍では先端が尖っているという特徴を持つフランス刺繍針がおすすめです。クロステッチ針というタイプですと先端が丸いため、スパンコール刺繍にはあまり向いていません。対応以外に指定はないので、100円ショップのものでも大丈夫です。

刺繍糸

刺繍糸も当然必要です。番号によって糸の太さが分かれており、番号が大きくなるにつれて糸は太くなっていきます。スパンコール刺繍で大切なのは、スパンコールに開けられている糸を通すための穴のサイズです。そのサイズよりも大きい番号の糸を用意しても、糸が通らず使えません。あらかじめスパンコールの穴のサイズを把握した上で、適した番号の糸を用意するようにしましょう。

刺繍枠

初心者の方や、複雑なデザインの刺繍の際には刺繍枠があると便利です。枠に対して布をセットすることで、布がピンと張った状態で刺繍することが可能となるアイテムです。使用しなくても刺繍自体は可能ですが、仕上がりに影響することになるでしょう。

スパンコール

スパンコール刺繍ですのでスパンコールも用意しなければなりません。色やサイズ、素材の違いによってバリエーションは豊富です。どのような仕上がりにしたいのか明確にした上で、そのために必要なものを用意するといいでしょう。組み合わせによっても印象が変化するので、異なるスパンコールを混ぜ合わせるのもおすすめです。

スパンコール刺繍のやり方

スパンコール刺繍のやり方ですが、以下が基本的なテクニックとなります。連続刺しというやり方で、これができるようになることでスパンコールを使った刺繍は問題なくなるでしょう。

1枚目のやり方

まずは谷側から糸を通します。そのまま山側からスパンコールを通し、スパンコールの半径のサイズで生地をすくったらはじめに糸を通した部分に針を戻しましょう。糸が絡まらないように注意しつつ、そのまま糸を引き抜きます。このとき糸が緩まないようにしっかりと締めるのがポイントです。2枚目を刺すために進行方向へと針を戻すのですが、左からスパンコールの穴に糸を通し、引き抜いたら左側へと糸を持ってきましょう。これで1枚目が完了です。

2枚目以降のやり方

2枚目以降ですが、基本的には1枚目のときと同じ手順を繰り返すだけで大丈夫です。ただし、スパンコールの向きには注意しなければなりません。1枚目と反対につけてしまうことがよくあるのですが、もとに戻すのが手間です。糸を通す前にしっかりと向きを確認するといいでしょう。

最後のやり方

最後ですが、スパンコールの糸の部分に重ねるようにして針を落とすのがポイントです。そうすることで美しい仕上がりになりますし、しっかりとスパンコールが固定されます。あとは裏側で玉結びにすることで、スパンコール刺繍は完了です。

スパンコール刺繍の注意点

スパンコール刺繍の際に注意しなければならないポイントとしては、「折れ曲がると元には戻らない」という点が挙げられます。材質としてはある程度の弾力がありますので、そこまで神経質になる必要はないでしょう。しかし、油断すると刺繍の最中にスパンコールが折れ曲がってしまうことがあります。

一番手前のスパンコールであればすぐに修正が可能ですが、序盤で縫い付けた部分の場合にはすべてやり直しになってしまう恐れがあるのです。縫い付ける際はついつい手元にばかり注目してしまうため、あとになってから折れ曲がっていることに気がつくというケースも少なくありません。変に力が加わってしまっていないか注意しましょう。

また、スパンコールそのものの品質も要注意です。あまり品質が高くないスパンコールの場合では、色落ちや表面の剥がれなどが発生します。縫い付けてから発覚すると非常に手間ですので、事前に確かめておくようにしましょう。

まとめ

スパンコール刺繍は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえばそこまで難易度の高いものではありません。ビーズなどの他の素材と組み合わせることでデザインのバリエーションは広がります。徐々に難易度を挙げていくなどしながら、好みのデザインを実際に刺繍してみるといいでしょう。

「SAGARA(有限会社 福田商店)」ではオーダーメイドのスパンコール刺繍を承っております。ご自身では出来ないような難しいオリジナルのデザインであっても、オーダーメイドであれば可能となります。スパンコール以外の刺繍も対応しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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