サガラ刺繍にとって、糸を選ぶことは非常に重要です。
糸の種類と特徴についてまとめましたので、サガラ刺繍に最適な糸の選び方について解説していきます。
絹糸
サガラ刺繍で最も標準的な糸は絹糸で、光沢感があり、繊細で美しい仕上がりが得られます。
強度はあまり高くないため、刺繍に力がかかる場合や洗濯時には注意が必要です。
手触りが滑らかで高級感があるため、高級なブランド品や礼服・結婚式のウエディングドレスなどに使用されることが多いです。
ポリエステル糸
ポリエステル糸は強度が高く光沢感があり、染色がしやすい点が特徴です。
絹糸に比べてコストが安く耐久性が高いため、普段使いの洋服やバッグ・小物などにも使用されます。
また、スポーツウェアや仕事着など、洗濯や摩擦が多くかかるものにも適しています。
レーヨン糸
レーヨン糸は強度があり、ツヤ感が強いのが特徴です。
色が鮮やかで染色しやすいため、ビビットな色合いで仕上げたい場合に最適です。
ただし、熱に弱くシワや縮みが生じやすいため、洗濯時には注意が必要です。
パッチワークやクッションに使用されることが多いです。
以上の糸の種類はサガラ刺繍に適したものですが、刺繍を行う素材や用途によっても選択する糸は変わってきます。
素材の質感、染色方法・デザインの要素などを考慮し、最適な糸を選ぶことが刺繍の美しさを引き立てるのです。